読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

企業IR/CSR情報覚書

企業のIRやCSRで思ったこと気になったことをまとめていきます

統合報告書レポ「堀場製作所 HORIBAレポート2015」

方々で名前を聞く堀場製作所の統合報告書。「おもしろおかしく」というのをエンタメ系でない製作企業がかかげているというのがすでにおもしろい。

ことしのメッセージは「Step AHEAD」一歩前へということが最初の見開きで入る。この色使いと矢印いいなぁ。そして沿革と理念。今期のレポートをいくつか見たけど、やっぱり最初には沿革がくるのが今のトレンドになってる気がする。沿革とは結局のところ今迄の成長の軌跡であり、何を強みにして価値を生み出してきたのかの証でもあるからだと思う。

社長メッセージには一般的な経営の話にとどまらず、ステークホルダーとの対話も重視することがかかげられて、なんと役員の顔写真がここに載っている。やはり経営陣の顔が見える、出せるっていうことはちゃんと正直にやってますよというアピールだと思う。

今年から始まる中計のページは4ページで振り返り、具体的な数値、市場のポートフォリオなどわかりやすい記事。さらに特集的にM&Aで子会社化したMIRA社とのシナジーを載せて成長性と共に昨年やってきたことをしっかりと載せている。

CFOメッセージが見入開きで入って、その後にセグメント情報。事業別と地域別が分かれてグラフ化されており、売り上げ構成比が内容と地域の両方の面から見える。

ESGパートとして「見えない価値」を組織、人財、技術、客の面からフィーチャーしている。堀場製作所を支えるものはこういうもの、とはっきり認識して記事にできている。うらやましい。

コーポレートガバナンスは体制と監査役会設置会社の内容、株主との対話に対する考え方などがが記載されており、CGコードの内容だけにとどまらない。役員のリストは社長メッセージで写真は出ているのでリストだけ。社外取締役を選任した旨記載があり、コメント的なものはなし。財務パートもグラフと解説で今期の財務に関する内容を伝えている。最後に社是で「おもしろおかしいく」で締める。

一つ気になったのは非財務情報はたくさん掲載されているけど、ハイライトとしてはまとまっていなかったこと。載せることはもはや必須ではあるけどもそれがけして財務とそこまで密接に関係していない以上、同時同列で載せることに意味はないということなんだろうか。ある意味合理的。